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プロジェクト・ボールトとは?参加国一覧(トランプ、重要鉱物、日本、中国)
はじめに
米国が主導するプロジェクト・ボールトや重要鉱物の新取引枠組みを徹底解説します。中国依存からの脱却を目指す同盟国の戦略や、リチウム・レアアース等の供給網の多角化、最低価格設定による投資促進策など、経済安全保障の最前線を網羅。日本やオーストラリアなど各国のスタンスや、中国による輸出規制への対抗策についても詳しく紹介し、次世代産業に不可欠な資源をめぐるグローバルな覇権争いの実態に迫ります。
目次
重要鉱物の中国依存脱却に向けた新枠組みの展開
バーガム米内務長官は、中国による重要鉱物の価格操作に対抗するため、約30カ国が同盟国・パートナー間の新たな取引枠組みへの参加を希望していることを明らかにしました。
枠組みの主な特徴と目的
- 参加国:日本、オーストラリア、韓国などが既に参加。今週さらに11件の協定を発表予定。
- 経済的メリット:枠組み内での貿易は無関税とし、鉱物の最低価格を設定する。
- 投資の促進:最低価格の保証により、民間企業が価格暴落のリスクを避け、採掘や精製への長期的な投資を行いやすくする。
米国の戦略的動向
トランプ政権は「プロジェクト・ボールト」と称する戦略的鉱物備蓄を開始。EVやハイテク兵器に不可欠なリチウム、ニッケル、レアアースなどの安定確保を急いでいます。
プロジェクト・ボールトは、トランプ政権が発表した「戦略的鉱物備蓄」を構築するための国家戦略です。
1. 主な目的
電気自動車(EV)、ハイテク兵器、電子機器などの製造に不可欠な重要鉱物において、中国への依存度を低減し、米国の経済および国家安全保障を強化することを目的としています。
2. 対象となる主な資源
3. 戦略の背景と仕組み
米国は、中国が供給量や価格を操作している現状を警戒しています。プロジェクト・ボールトを通じて、以下のような取り組みが行われます。
- 国家による備蓄:供給網の寸断や価格高騰に備え、政府が戦略的に鉱物を買い入れ、保管します。
- 市場の安定化:「鉱物取引の枠組み」と連携し、最低価格を設定することで、民間企業が価格暴落を恐れずに採掘・精製事業へ投資できる環境を整えます。
- 同盟国との連携:日本、オーストラリア、韓国などのパートナー国と協力し、中国以外の供給ルート(サプライチェーン)を確立します。
米国主導の重要鉱物サプライチェーン強化に向けた枠組み(MSP等を含む)には、現在以下の国々や地域が主要メンバーとして名を連ねています。
1. 主要な参加国・地域
- 日本
- アメリカ合衆国
- 韓国
- オーストラリア
- カナダ
- イギリス
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- 欧州連合(EU)
- インド
- ノルウェー
- スウェーデン
- フィンランド
2. 新たに参加・関心を示している国々
バーガム長官の発表によれば、さらに約30カ国がこの枠組みへの参加を希望しており、今週中に新たに11件の協定が発表される見込みです。特に以下の地域からの参加が注目されています。
- アフリカ:コンゴ民主共和国、ザンビア、ナミビアなど(資源保有国)
- 南米:チリ、アルゼンチン、ブラジル(リチウム等の主要産出国)
- 東南アジア:ベトナム、インドネシア(レアアースやニッケルの有望株)
3. 枠組みの性質
このリストに含まれる国々は、中国による価格操作や供給遮断のリスクに対抗するため、共通の「最低価格の設定」や「無関税貿易」のルールに合意し、安定したサプライチェーンを構築することを目指しています。
1. 基本的なスタンス:供給網の多角化(デリスキング)
日本政府は、特定の国(主に中国)に重要鉱物を依存することによる経済安全保障上のリスクを低減しようとしています。今回の米国の「プロジェクト・ボールト」や新枠組みへの参加もその一環であり、「中国以外の調達ルートを確保する」ことが最優先事項です。
2. 中国からの輸入は続くのか?
結論として、中国からの輸入は当面の間、継続されます。その理由は主に以下の2点です。
- 圧倒的なシェア:レアアースなどの特定の鉱物において、中国は世界の採掘・精製プロセスの大半を握っています。代替先(オーストラリアやベトナムなど)の拡大を進めていますが、全需要を賄うには至っていません。
- コスト競争力:中国産の鉱物は依然として安価であり、民間企業にとっては経済的な合理性から中国産を選択せざるを得ない状況があります。
3. 中国側の対抗措置による「輸入難」のリスク
日本が輸入を続けたくても、中国側が「輸出規制」を強化しているという側面があります。
- 2026年1月には、中国が「軍民両用品」の日本向け輸出規制を強化しており、ハイテク製品に不可欠なレアアースなどがその対象となる懸念が高まっています。
- これにより、日本は「自ら輸入をやめる」というより、「中国に依存し続けるリスクが顕在化したため、急いで他国との枠組みを構築せざるを得ない」という状況にあります。
まとめ
日本の本音としては「中国からの輸入も維持したいが、中国が輸出を止めるリスクや価格操作をするリスクがあるため、米国主導の新枠組みを通じて『中国がなくてもやっていける体制』を構築中」という段階にあります。
米国は、中国に代わる信頼できる供給網(サプライチェーン)を構築するため、主に「資源が豊富な同盟国」および「新たな鉱山開発が進む国々」との連携を強化しています。
1. 主要なパートナー国
- オーストラリア:世界最大級のリチウム生産国であり、レアアースの採掘・精製においても中国以外の貴重な拠点となっています。
- カナダ:リチウム、ニッケル、コバルトなどの埋蔵量が豊富で、米国とは北米自由貿易の流れで強固な協力体制にあります。
- 韓国・日本:主に採掘ではなく、鉱物の「精製」や「加工(電池製造など)」の技術提供、および共同投資のパートナーとして位置づけられています。
2. その他の重点地域
- アフリカ諸国(コンゴ民主共和国、ザンビアなど):コバルトや銅の巨大な供給源です。米国は、中国が先行しているアフリカ市場において、インフラ投資などを通じて影響力を強めようとしています。
- 南米(チリ、アルゼンチン、ブラジル):「リチウム・トライアングル」と呼ばれる地域を含み、EV電池に不可欠なリチウムの主要な供給源です。
- ベトナム:世界第2位のレアアース埋蔵量を持つとされており、中国に代わる新たな採掘拠点として注目されています。
3. 自国(米国内)での生産再開
「プロジェクト・ボールト」や政府の補助金を通じ、カリフォルニア州のマウンテンパス鉱山などの国内拠点での採掘・精製能力を復活させ、自給自足率を高める方針も同時に進めています。
戦略のポイント
今回の「新枠組み」に参加する30カ国は、お互いに鉱物を融通し合い、「無関税」や「最低価格の設定」を適用することで、中国産に対抗できる経済圏を作ろうとしています。
中国は、採掘だけでなく「精製・加工」工程でも世界シェアの大部分を握っているため、以下のような多角的な圧力をかけてくる可能性が高いです。
1. 「軍民両用」を口実とした輸出規制の厳格化
中国はすでに2026年1月、日本を対象に「軍民両用品目(デュアルユース)」の輸出規制を強化しました。
- 戦略的禁輸:レアアース、ガリウム、ゲルマニウム、黒鉛(グラファイト)など、ハイテク産業に不可欠な品目の輸出許可を遅延させたり、特定の企業への供給を差し止めたりします。
- 報復措置:米国の同盟国(日本、韓国など)が米国の枠組みに深入りした場合、ピンポイントでその国の基幹産業(自動車、半導体など)を狙い撃ちにする可能性があります。
2. 精製技術の「ブラックボックス化」と輸出禁止
鉱石を掘り出す技術よりも、それを高純度な製品にする「精製技術」こそが中国の真の強みです。
- 技術輸出の禁止:レアアースの分離・精製技術や、高性能磁石の製造技術の国外移転を厳しく制限し、他国が独自にサプライチェーンを構築するのを妨害します。
3. 「優良エンドユーザー(VEU)」制度による切り崩し
中国は、敵対的な企業には厳しく、親中的な企業には優遇措置を与える「選別」を行う構えを見せています。
- 個別交渉の提示:「中国のルールに従う企業には安定供給を約束する」といった条件を提示し、米国の包囲網から一部の企業や国を離脱させる「分断工作」を図ります。
4. 資源ナショナリズムの煽動と他国への投資加速
米国がアフリカや南米で鉱山開発を進めるのに対抗し、中国もさらに攻勢を強めます。
- 川上権益の独占:アフリカや東南アジアの資源国に対し、インフラ支援と引き換えに鉱山の採掘権を独占的に確保する動きを加速させます。
- 価格競争:一時的に価格を引き下げて米国の新枠組み(最低価格制度)の採算を悪化させ、民間投資家を撤退に追い込むといった市場操作を行う懸念もあります。
まとめ:今後の展望
中国の狙いは、「米国側の新サプライチェーンが完成する前に、現在の依存関係を利用して経済的な打撃を与え、コスト面で米国側を疲弊させること」にあります。これにより、世界は「中国依存の安価なサプライチェーン」と「米国主導の強靭だが高コストなサプライチェーン」に二分されるリスクがあります。
トランプ政権がプロジェクト・ボールトの一環として、アラスカの未開拓地に眠る世界最大級のレアアース鉱床を軍事独占的に開発するための秘密大統領令を準備しているという噂がワシントンの一部で囁かれています。
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